青森赤石川再釣行記
来年出版する「鮎毛バリ新図鑑」のグラビア写真取材のため、先週に続き今週も赤石川へ今期2回目の出陣。
初日13日(土)は夕刻現場に到着したので、川見のみにした。東京鮎研の7人のメンバーも到着。熊の湯で同泊した。
二日目は早朝5時からナベ渕に入川。流れ込みの淀みをポイントに、まだニゴリが入って増水しているので、赤系のハリで攻めてみた。数は出ても15センチ前後のやや小振り。
一方上手隣の国安女性釣士は17センチと私よりも大型が整う。それぞれ18尾で朝食。
朝食後は第一エン堤の上手にある八光渕へ。
本命のポイントへは増水で川を渡れないので、左岸でサオを出す。流れのわきをねらうと17センチオーバーの大型がヒット。この渕は私の好みの景観で撮影も快調。
その後は第一エン堤で釣っている東京鮎研のメンバーの釣り姿を撮影。昼食をとって追良瀬川の最大のポイント観音渕へ直行。ここではクラシックな釣り姿に変えて撮影に入る。
サオは7.2メートルの竹ザオ。サオ掛けも竹製。そして魚を入れるビニールとプラスチックの現代のビクの変りに、木舟のビク。
渕尻で一時間半の釣果は17センチ級が6尾。毛バリは昨年の実績を参考にして「八ッ橋の金底」。
三日目は数年振りの大当り。この日赤石川は増水してちょうど10センチの水位高。ドブ釣りには最高のコンディション。早朝5時に第一エン堤に入川。
二時間ほど釣るとエン堤の風で身体も冷えてきたので納竿。なんと30尾台。ほとんど17センチオーバー。
朝食を済ませて、今度は9時から熊の湯の前のナベ渕に竿を出す。
水位は平水よりも10センチ高なので6号オモリで流心をねらうとボツボツの当り。
そこで5号オモリに変えて手前の流心のわきをねらうとなんと上バリと下バリに一荷。あとは入れ食い状態。娘の紀子もやって来て、流心の手前のトロ場でやはり入れ食い。ハリは韓国製の「赤お染」。ダブルの入れ食いは気持ちがいいねと夢中。
そんなこんな2時間の釣果は二人で50尾オーバー。当日はドブ釣りの最高の条件であったと思う。撮影もまずまずで来年の出版本を期待して下さい。
一方東京鮎研のメンバーは追良瀬川の観音渕に入川。落ち込みに竿を出した松田会員は上バリの「小松元銀」そして下バリの「カニ」に20尾台。大半は17センチオーバー。2メートル以上の深場なのでドブ釣りの独特の釣味を楽しめた。東京から本土最北端の川に来たかいがあったと満足。また来年もという。