香紀徒然日記

ご挨拶 鮎毛バリ釣りの継承と発展を願って

風薫るさわやかな季節となりました。

黒髪太郎こと澤渡要が先月4月16日に他界しました。

父は、鮎の毛バリ釣りへの情熱と行動力に溢れていました。

日本鮎毛バリ釣り団体協議会の会長を30年以上務め、
一時期、会報をひとりで作り、会社で自らコピーして、発送していました。

鮎と毛バリに関する古今東西の文献や絵を調べ、研究し、全国をまわって毛バリ制作者にも会い鮎毛バリ釣りに関する本『鮎毛バリ釣り大全』『鮎毛バリ大図鑑』の2冊を刊行しました。

何度も病に倒れましたが、“鮎を釣りたい”―ただこの一心で復活し、再び川に立ち竿を持ちました。

父の娘として、また、鮎の毛バリ釣りを愛する一人として、この貴重な文化の再発展と継承のために、父がやってきたことを引き継いで参ります。

今後ともご指導とご支援のほどどうぞよろしくお願いします。

2024年(平成6年)5月11日
澤渡紀子

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