夢枕獏先生と相模川
先日、『鮎毛バリ大図鑑』の巻頭頁を飾って頂いた小説家の夢枕獏先生から、ドブ釣りをやってみたいのでご案内乞う、という依頼のFAXが入った。
6月1日解禁を迎えた相模川は好評で、皆一束近くの釣果で今年のダークホースだという。
何より私の家から一時間で釣り場まで行けるのが最大の魅力である。
今年は秋まで楽しめそうだ。
その好評の相模川の小倉橋下流のポイントに、獏先生とご友人の出版会社社長H氏をご案内することにした。
6月14日午後3時に現場で合流。
獏先生は瀬脇のトロ場を4号オモリで流すと、上バリの「八ッ橋荒巻」に連続ヒット。
これで一安心。
自己流のサオ操作でアユを攻める。
一方、ドブ釣り初心者のH氏は早々と4尾を釣り上げて上機嫌。
これも当りバリは「八ッ橋荒巻」。
18時半を迎えると「赤玉ポートワイン」に一斉にスイッチ。
たえずアユの当りはあるが、もう一つ引き込みがないのでバレてしまう。
水面直下で待つと、入れ食いになり「ポートワイン・・ポートワイン・・・・」がコダマする。
お忙しいお二人にドブ釣りを楽しんでもらいほっとした。
また行きましょうと約束をしてそれぞれ帰路へ。
相模川での楽しい釣りとなった。