黒髪太郎のつぶやき

越中八尾 おわら風の盆

気品に満ちた踊りと、哀調に包まれた旋律をおわらの本場で体感。
9月1日、優美なひとときを過ごした。

越中八尾 おわらの盆

稲穂が実る早秋の頃、二百十日の大風を鎮め、五穀豊穣への祈りと共に受け継がれてきた伝統行事「おわら風の盆」。

日本舞踊の所作を取り入れた直線的で力強い「男踊り」と艶やかな「女踊り」。

これらの踊りが三味線や胡弓の哀調を帯びだ音色、甲高く響き渡る歌声と一体となり観客を幻想的な時間の中へと誘う。

神通川の鮎が、八尾の町を流れる井田川にのぼって踊っている。踊り子たちは「鮎の精」。そんな夢を朝まで見ていた。

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