青水仙 先銀入黄ツノ 1袋(2本入)
胴は山鳥のつめ巻。先銀がアユを惑わす。
いつどの河川でも威力がある万年バリ。日が昇ったら一度お試しあれ!
獏さんのスイセンバリ
作家の夢枕獏さんが愛する花、水仙は最も寒さ厳しい時季に開花し始め、早春にややうつむき加減に花を咲かせます。とても可憐で日本的な姿です。
一方、ヨーロッパではいち早く春を告げてくれる花ということで、水仙の花言葉は「希望」です。寒さに打ち勝ち、慎ましい姿勢ながらも凛として立って春を待つ姿は、人々に勇気を与えるのでしょう。
白神山地から流れる赤石川の金鮎にすっかりハマった獏さん。毛バリ釣りの目的は「アユが錯覚してくれることに賭ける」ことです。それはファンタジックなもの。
そこで私と河原で毛バリのデザインをします。まず黒い羽毛と銀を合わせるといぶし銀、それを「黒水仙」と名付けました。そして青ライオンをもじって胴の山鳥の羽毛に銀を合わせたシャレた装束には「青水仙」と。
早速、伝統工芸士の勝岡さんに巻いてもらいました。澄み水ならこの2本があればどの河川でも鬼に金棒で楽しめることでしょう。
そして獏さんは、「夜中に自分がデザインしたこれらの毛バリを手に取ってニヤニヤして想像している時間は、何物にも代えがたい充実したひと時なのです」と言います。