剣 1袋(2本入)
胴の赤ラメ底に銀を三段巻。そこに孔雀のすけ巻。そして帯はピンクのカラフルな装束。
流れのある渕尻はポイント。濁りが入った時はチャンスタイムとなる。
中島氏は川で出会った釣り人だ。「自分で巻いた毛バリでアユが釣れたら今の釣りが何倍も楽しく、充実したものになると独学で勉強しました。自分で巻いた毛バリでアユがヒットした時の感触は一生忘れられない」と語る。創作バリの先人は江戸時代に遡る。幕末の下級武士は生活が不安定で毛バリを巻いてアルバイトをしていたようだ。名バリ「西郷」「霧島」そして「アミダ」などはその頃誕生したと言われる。中島氏は平成の創作バリ製作者の一人、東京ドブ研の故伊奈葉氏とは釣りを通じて親しい間がらで「“人生の宝は人との出会い”だと、改めて感じています」と力を込めて話していた。