タックル&装備
多種多彩な海川の釣りジャンル別にそれぞれ釣り具と仕掛けが確立されているように、アユの毛バリ釣りにも最良のタックルと装備があります。
また、快適に釣りを楽しめるウエア選びも大切です。
まずは、ひと通りのタックルと装備を身に付けたアユの毛バリ釣りスタイルをご覧ください。
一方、装備としては仕掛け類を収納しておく釣りベストと、川の中へ立ち込むウエダーは必要不可欠です。
合わせて、直射日光を避けるためには帽子と長袖シャツの着用が望ましく、女性ファンは日焼け防止用の薄手手袋も準備しておくとよいでしょう。
以下の項目ではアユ毛バリ釣りのタックル&装備を1つずつ説明します。
釣りザオ
アユの毛バリ釣り専用ザオは全長10m以上の先調子ロングロッドです。
重いオモリを上下に操作する釣り方で頑丈な作りに仕上げてありますが、その分、自重が重いのが欠点です。
ビギナー向けには全長10〜11mのアユ毛バリ釣り専用ザオをオススメします。
これ1本あれば全国どこのアユ河川でも通用します。
このほか、川幅が狭い中小河川を釣る場合にはオモリ負荷が大きく硬調子のアユコロガシ釣りザオを流用することができ、全長は8〜9mを選びます。
なお、同じアユ専用でも友釣りザオは規格が全く異なるので、間違っても買い求めないでください。
玉網
帽子
偏光グラス
釣りベスト
現在はアユ毛バリ釣り専用ベストの市販品がなく、同じアユの友釣りや渓流釣り、フライフィッシング用として市販されている釣りベストの中から選択します。
ウエダー
アユの毛バリ釣りには胴長とも呼ばれるブーツ一体型のウエダーが使いやすく、購入する際は腰上で止まるウエストハイと胸元まであるチェストハイのどちらかを選びます。
アユの毛バリ釣りは川の中へ長時間立ち込んでいることが多く体が冷えやすく、人気があるのは保温性が高いクロロプレン製です。
しかし、盛夏の気温が高い時期にはゴアテックスなど防水透湿素材のウエダーのほうが快適に過ごせます。
腰ベルト
ウエダーの腰の部分に装着しておく腰ベルトは、釣具店のアユ用品コーナーにアユベルトの名であります。
レインウエア
ウエストハイやチェストハイ型のウエダーを着用している場合、丈が短いショートタイプのレインウエアがフィットします。
生かしビク
アユの毛バリ釣りで古くから愛用されている生かしビクは、ズック型の網ビクとサオ掛けステッキの組み合わせです。
最近ではアユの友釣り用として市販されている引き舟を流用する毛バリ釣りファンが増えてきました。
腰ベルトに吊り下げておいても水抵抗が少なく、ポイントの小移動の時にも十分に水を溜めておけるので、アユが弱りにくく使い勝手は良好です。
また、携帯用には折りたたみ式のコンパクト引き舟もあります。
クーラーボックス
釣り上げたアユを鮮度よく持ち帰るには、保冷力が強い容量5〜8ℓクラスの小型クーラーボックスを選びましょう。