鮎毛バリ釣り全国大会中止

投稿者: | 2013年8月27日

今年度、日本鮎毛バリ釣り団体協議会主催の伝統鮎毛バリ釣り全国大会は、8月25日富山県の神通川で初めて開催される事となっていた。

私は2日前の23日、羽田から富山空港へと向かった。
空港は神通川の横に位置しているので神通川の状態がよく判る。川面はまっ茶で増水。これでは釣りにならないと機中で判断。
富山空港を降りて直ぐ、殿村専務理事に報告。25日の全国大会を断腸の思いで中止する事に決定した。
そして大林実行委員長から各々の会、富山漁協や関連の人々へ通達された。

25日当日、神通川の現場に足を向けると土地の人は4日~5日は濁り水と増水はとれないので釣りには無理と言う。本当に残念だが、来年に期待する事にした。

上流の様子

25日、富山大橋の左岸上手から上流を望む。水位は下がってきたが濁りとともに釣りが出来る状態ではない。

有沢橋右岸に流れ込む土川

有沢橋右岸に流れ込む土川(どがわ)は土地っ子秘蔵の出水時の逃げ場とか。

黒部大橋下の様子

黒部川まで遠征視察(?)黒部大橋下は好ポイントの一つだが神通川以上の泥の濁りであった。

– 黒部川の排砂問題 –

映画や観光では評判の黒四ダムは、大量の土砂を流すので黒部川の下流では大問題となっているようだ。大雨が降れば排砂など繰返し、川はヘドロ状となる。

「ダムと河川の保全」その最大の悲劇が黒部川で展開している。その現実を見て一層驚いた。地元ではこれは単なる税金の無駄遣いではなく国民への背信行為と考えている。

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