令和のドブ釣りレポート その2

投稿者: | 2019年7月23日

1) 金アユで有名な青森・赤石川の釣行
毎年7月1日の解禁前夜に集まるのは作家の夢枕獏さんとその友人達は子供の修学旅行のような騒ぎ。釣りというものはすべてを超える純粋な興奮と全てを忘れてそれに集中する無垢な楽しさがあるからか。本命の第一エン堤下に入川したのは早朝5時。

赤石川で

でも当るのはちびっ子ヤマメばかり。意外に不振で、地元の人達は上流へ移動した。
2日目は種里城跡下流500メートルの名もない淵へ。早朝から地元のファンがすでに好調に釣り上げている。日が昇るとこの川の当りバリ「新光夕映」に18センチ級が入れ食い。同行の落語家の林家
彦いち師匠に「立青ラメ八ッ橋」を進呈すると、なんと19センチ級がやってきた。あわててサオを立てるので、3回ほどの強烈なアユの絞り込みを味わって取り込むよう私がアドバイズ。すっかりドブ釣りに満喫したようだ。夕釣りは宿の前にあるナベ渕へ。渕のカケ上りの浅場でよくハネがあるので、そこにサオを入れるや一荷で中型が。18時過ぎると18~19センチ級がサオを絞るのでなかなかサオをたためないでいると、宿のマタギのご主人が心配して迎えに来てくれた。30尾はビクに入っていた。翌朝も同じ場所で好調。しかし8時過ぎるとウソの様に当りは遠のいた。

2) 富山・神通川の釣行
7月中旬の連休は例年通り富山の神通川と庄川へ。下流の有沢橋から富山空港前そして上手の新保大橋などの渕は変わっていた。例年よりも釣りファンが少ないのはどうしてか不安に思いながら上流の新婦大橋上手の地名塩の左岸に入川。しかし当りもないでハネが見られる塩の用水のハキ出し口に移動。

 神通川で

2メートルの深場で良型が当る。夕釣りも用水の上下で20尾と好漁。やはり日没になると「赤玉ポートワイン」に飛び付いてくる。
翌日は庄川の予定であったが、庄川の主Nさんは解禁当初はよかったが、今年は天然ソ上が少ないので見合わせた方が良いとのこと。そこで神通川の下流では評判の婦中大橋下に川見に行くと、東京足立の車があって東京鮎毛バリ研の小川さん等数名が陣取っていた。ここは釣り場は広いが立ち込まなくてはポイントに入れないので、私のように10メートルのサオでは勝負にならないと思い、足場の良い北陸自動車道の上手へ。「竹1号」でボツボツと当りがあるので地元ファン評判のハリ「清水2号桜」と「カニ赤底」にスイッチすると良型がヒット。今年の神通川は14センチ以下のチビッ子アユは当らなかった。

追伸
令和は太平洋側の各河川は不振。原因は天然アユのソ上期春先の水不足にあろう。
そんなことで各河川とも、トモ釣りそしてドブ釣りのファンが少ないことだ。

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